コラム141 ~たっちゃん年

コラム141 ~たっちゃん年

投稿日時:2024年1月7日

 明けまして、おめでとうございます。
 2024年、辰年です。

 しか~し、新年早々、能登半島地震、飛行機事故など、大変な年始となっています。早期の復興を願います。

 昔から辰年は「波乱万丈」と言われています。
中国では、辰年は陽の気が動いて「万物が振動し、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年」だといわれています。

 また、たつ(竜、龍)は十二支の中で唯一空想上の生き物で、権力や隆盛の象徴であることから、「出世や権力に大きく関わる年」ともいわれています。

 さら~に、辰年は「政治の大きな変化が起きることが多い年」といわれています。
戊辰戦争(1868年)、日露戦争(1904年)が辰年に起きています。政変の年とも言われ、戦後5回しかない辰年のうちで3回も総選挙が行われました。ロッキード事件やリクルート事件といった汚職事件も辰年に発覚しています。
岸田政権(自民党)も、ピンチです。

 一方では、大きな国家プロジェクトも多く開催されています。
東京五輪・東海道新幹線開業(1964年)、青函トンネル・瀬戸大橋開業(1988年)、2000円札発行(2000年)東京スカイツリー開業(2012年)などがありました。


 大きな出来事が多く、まさに「動乱の年」と言えます。

 ちなみに、辰(龍、竜)年なので、名前にこの文字が入った人を見てみますと、大勢います。
 何といっても、一番有名、一番人気は「坂本龍馬」でしょう。
その他、『作家』では「芥川龍之介」「村上龍 」『プロレスラー』では「藤波辰爾 」、「天龍源一郎」『お笑い』では「上島竜平」「小杉竜一」「上岡龍太郎」『歌手』では「坂本龍一」「宇崎竜童」「石井竜也」『俳優』では「藤原竜也」「峰竜太」「竜星涼」「辰巳琢郎」「原田龍二」など多くの辰(龍、竜)がいます。
 そうそう、マニアックですが、香港の武術家「ブルース・リー」の名前は李小龍(りしょうりゅう)です。

 ところで、たつ(辰、竜)がつくと、みんな「たっちゃん」と呼ばれていそうなもんですが、そうでもないようです。
 ちなみに、「ウィキペディア」(フリー百科事典)で見てみると、「上田竜也」(アイドル)、「ラーズ・ヌートバー」(WBC2023日本代表)、「上杉達也」(漫画「タッチ」の主人公)の3人しか書いていませんでした。

 しかし、「ヌートバー」の日本名は榎田 達治(えのきだ たつじ)で残念ながら(何が残念なのかわかりませんが)、辰ではありませんでした。
 日本での愛称は「たっちゃん」で、「ペッパーミル」(の仕草)で益々有名になりました。(ちなみに、私は、「ピンクレディー」の格好をして、踊りながら、「ペッパ~、ミル!」と歌うギャグを考えましたが、いまだに誰もやってくれていません。)


 また、アニメ「タッチ」の主人公の「上杉達也」も辰(竜)ではありませんでした。
 タッチと言えば、双子の兄弟によるお笑いコンビ「ザ・たっち」がいました。(すみません、今もいます。「ちょっと!ちょっとちょっと~!」と怒られそうです。)
 たくや(兄)(角田拓也) と、かずや(弟)(角田和也)のコンビですが、母親が漫画『タッチ』が好きで、この漫画の双子の兄弟・上杉達也と上杉和也から名前を取りたいと思っていたそうです。

 しかし、命名当時、達也はダメキャラで、和也は野球部のエースでした。
そこで、「達也」ではなく「拓也」と名付けたそうですが、その後、『タッチ』作中で和也が事故により死亡し、代わりに達也が野球部のエースになっていく展開となったため、2人の命名を母親は後悔しているとのことです。

「ちょっと!ちょっとちょっと~!」