コラム110 ~じゅ~ん

コラム110 ~じゅ~ん

投稿日時:2023年6月6日

 早いもので、もう6月になりました。
6月というと、実際は5か月分が過ぎただけですが、12のうちの6と聞くと、早くも今年も半分過ぎたかのような気になってしまします。

 6月と言えば、「ジューン(June)=6月」で、何といっても『ジューンブライド』が有名です。

 『ジューンブライド』は、「6月の結婚・6月の花嫁」を意味しています。
ヨーロッパでは、「6月に結婚式を行うと一生幸せな結婚生活を送れる」とされており、多くの女性が憧れています。

 何故「6月」かというと、古代ローマ最高の女神、6月を守るとされる「ユノ」が由来という説や、季節が最適(気温が20℃前後。湿気も少なく過ごしやすい)という説、結婚が解禁される6月に挙式が集中した(昔のヨーロッパの3月・4月・5月は農繁期であったため結婚式が禁止されていました)という説などがあるようです。

 しかし、日本には梅雨があり、雨が多く、湿気も多いことなどから、昔は6月の結婚式数は少なかったようです。
 ジューンブライドが日本に広まったのは、1960年代後半といわれています。

  梅雨の時期に閑散としてしまうブライダル業界をなんとかしたいと考えたホテルオークラが、「6月に結婚式を挙げたカップルは幸せになれる」とした女神ユノのエピソードを宣伝に使用し、広まったそうです。
つまりは、業界の戦略です。(「ヴァレンタイン」、「ホワイトデー」と同じ。)

 また、芸能人の結婚式も、6月に行われることも多くなり、さらに一般人に広まりました。
 ちなみに、「結婚しようよ」で一般大衆にも人気が出た「吉田拓郎」が、ジューンブライドの火付け役だった、と言われています。
歌詞に「町の教会で結婚しようよ」とあるように、軽井沢の教会で最初の結婚式を挙げたのが、1972年でした。

 その後も、有名人同士のジューンブライドは続きました。
古い順に「内田裕也―樹木希林(1973年)」、「朝丘雪路(再)―津川雅彦(1973)」、「吉永小百合―岡田太郎(1973)」、「三浦友和―山口百恵(1980)」、「桑田佳祐―原由子(1982)」、「神田正輝―松田聖子(1985)」、「布袋寅泰―今井美樹(1999)」、「小栗旬―山田優(2012)」、「DAIGO―北川景子(2016)」、「藤原紀香―片岡愛之助(2016)」などがあります。


ちなみに、山田優は、結婚報告会見で、何卒を「なにそつ」と読み間違えたことが話題となりました。


そういえば先日、国会の委員会で、立憲民主党の「麻衣子議員」が、岸田総理への質問で、「手当(てあて)」を「テトウ」と連発し、以降「テトウ麻衣子」として脚光を浴びていました。

 ところで、突然ですが、「じゅん」と言ったら誰でしょうか?
「松本潤」「名倉潤」「要潤」あたりでしょうか。
私は古い人間ですので、「美保純」「井上順」「黛ジュン」「ペ・ヨン・ジュン」「浜村 淳」なんてのを連想します。

 しか~し、一番記憶に残っているのは、これです。
『レッツゴー三匹』の、最初の挨拶のギャグ。
「長作で~す」。「じゅんで~す」。「三波春夫でございます」