コラム107 ~40億

コラム107 ~40億

投稿日時:2023年5月15日

 先日も、「日本の人口が益々減っている」というニュースが流れました。

 日本の人口は、平成20年(1億2808万人)をピークに、どんどん減少し、現在、およそ1億2500万人。 世界で11番目に人口の多い国です。

 一方、世界人口は2022年に80億人に到達し、2058年には100億人に達する見通しです。
 もっとも、人口増加率は1963年をピークに、低下傾向が続いています。

 2100年頃に世界人口は110億人に達し、ついにピークを迎えると予測されています。 (日本だけで見ると、100年後には人口が4000万人まで減る予想です。)

 そもそも、地球の適正人口は、約50億人とも言われており、もうすでに限界を超えていることになります。

 人口は多ければいいってもんでもなく、人口が増加すると資源の消費が増え、さまざまな生産が追いつかなくなります。
この結果、食糧や水、資源、住宅、雇用などの不足を引き起こし、貧困経済格差の拡大がもたらされる、とされています。

 現在、世界で一番人口の多い国は「中国」で、第2位が「インド」です。
両国とも14億人を超えていて、今年中に「インド」が世界一になる予想です。

 インドの人口急増の背景には、貧困や、死亡率の急減、それに近隣の国(バングラデシュやネパール)からの移民があるとされています。
 中国は世界第4位、インドは世界第7位の国土面積を有している上、比較的温暖で雨が多い地域を含みます。 つまり、安定的に供給できる米を、広い土地で栽培することができることも、人口が多い理由の一つと言えるようです。

 また、貧困層ほど、労働力としての子どもを産む傾向があるのも事実です。(アフリカの多くの国は、出生率が高い。)

 出生率には、「出生率」「合計特殊出生率」の2種類があります。
「出生率」とは、“人口1,000人に対する、出生数の割合”のこと。
一方「合計特殊出生率」は、“1人の女子が一生の間に何人子供を生むか”に相当し、出生の傾向をみるときの重要な指標となっています。

 日本の出生率・合計特殊出生率は、極めて低く、2020年の合計特殊出生率世界ランキングによると、日本は206位中189位です。
1位:「ニジェール」6.89、2位:「ソマリア」6.42、、102位:「インド」2.05、、189位:「日本」1.34、、195位:「中国」1.28、、、206位(最下位):「韓国」0.84
(世界平均出生率は2.30人、中国は「一人っ子政策」で低下)

 日本の少子化の要因として、非婚化・晩婚化及び結婚している女性の出生率低下などが考えられます。
これらの背景として、「仕事と子育てを両立できる環境整備の遅れ」、「結婚・出産に対する価値観の変化」、及び「経済的不安定の増大」などが挙げられます。

 私は、他に「草食系男子の増加」もあると思います。
『男湯に女性清掃員 男性利用者3人に1人「同性にしてほしい」』
先日、ニュースで、流れました。
 確かに、最近スーパー銭湯などに行くと、男性が清掃しに浴室に入ってくるケースが増えたような気もしますが、私は、おばちゃんの方がいいけどなあ。
「恥ずかしい」、「嫌」とか、、、時代は変わったのでしょうか。

 現在、40億人以上の男性が地球上にいます
ちょっと前(?)まで、35億だったような、、