コラム97 ~深夜

コラム97 ~深夜

投稿日時:2023年3月5日

 小学生の時、埼玉県大宮市(現さいたま市)の親戚の家に遊びに行っている時、夜ふかしをしていて、そこでテレビの深夜番組を見ました。
 その名も「23時ショー」(現・テレビ朝日系列、1971年~1979年放送)。
 「深夜のアダルト向け娯楽ショー」というサブタイトルがついていたくらい、エッチで、子供ながらドキドキしてみました。
 新潟では、放送されていなかったようですが、子供の頃は深夜にテレビなど視なく、夜ふかしするといいことがある事を学びました。

 昔は、テレビは夜中に本放送はなく、1965年の「11PM」が、深夜番組のパイオニアとされています。
「サバダバ、サバダバ~」のテーマ曲から、大橋巨泉などが司会する、日本初の「深夜お色気番組」で、「お色気」から「麻雀」まで幅広いジャンルを放送して人気があり、最高視聴率は、なんと48パーセントだったそうです。

 一方で、ラジオの深夜放送は、テレビよりも早く、1952年から始まったそうです。(占領軍の軍人・家族向け)
 ちなみに、日本でテレビ放送が始まったのは、1953(昭和28)年、ラジオ放送は、1925(大正14)年でした。

「カメちゃんて、面白いよね~」
 中学校の時、クラスの女子が言いました。
 ラジオの深夜放送ニッポン放送の「オールナイトニッポン」という番組だそうです。
 試しに聞いてみましたが、なかなか面白く、特に「つるこ―で、おまっ」の笑福亭鶴光が、エッチで面白く、以降、朝寝坊するのが習慣になってしまったものでした。
 また、試験勉強をするときも、ついついラジオを聞き、以降「ながら勉」も、習慣になってしまいました。

 当時のラジオ深夜放送は、他に「セイ!ヤング」(文化放送)、「パックインミュージック」(TBSラジオ)が人気でした。
 1967(昭和42)年より始まった、「オールナイトニッポン」は、現在まで続いており、先日(2月17日~19日)、55周年記念として、「オールナイトニッポン55時間スペシャル」が放送されていました。
 初代パーソナリティの1人「アンコーさん(齊藤安弘)」や、「カメちゃん(亀淵昭信)」を初め、笑福亭鶴光、吉田拓郎、タモリ、明石家さんま、松任谷由美など、歴代のパーソナリティが多数出演していました。

 最近は、ラジオを聞く機会はほとんどなくなってしまいましたが、今では「radiko」や「You Tube」などで、後からでも聞けるようになり、便利な世の中になりました。(昔は、ラジカセで、録音をしていました。)

 ついでですが、『「しんや」といったら誰?』
「山本晋也」(ピンク映画監督、深夜番組「トゥナイト」リポーター)、「大和田伸也」(俳優)、「上田晋也」(お笑い芸人・くりぃむしちゅー)、「佐々木信也」(元プロ野球選手、スポーツキャスター)、「田崎真也」(ソムリエ)、「団しん也」(モノマネ芸人)あたりでしょうか。

 私は、『あいざき進也』
 小柄なルックスと甘い歌声で70年代アイドル全盛期時代の1人で、人気がありました。キャッチフレーズは、「キャラメルナイト」。

 同世代に、「城みちる」がいます。
余談ですが、私の母親は、かつて「城みちる」のファンで、テレビの前で、「みちる~」などと叫んでいたので、私は焼きもちを焼いて、嫌いでした。
 でも私は、今でも、ときどきカラオケで「イルカにのった少年」を、歌ったりしています。