コラム25 ~10月10日、鳥井班の『掟(おきて)』

コラム25 ~10月10日、鳥井班の『掟(おきて)』

投稿日時:2021年10月17日

 大学6年生の年末、同級生たちは、卒業後の就職を決めたり、考えたりと忙しくしていました。

 そんな中、私は、相変わらずのんびりと「新宿二丁目」で、飲んでいました。(勤める病院も、専攻する科も決めていませんでした。)

 一緒に飲んでいた同級生(佐藤博・・出た「ひろし」)が女子医大の心臓外科を受けるというので、私もそこを受け、邪魔してやろうと、酔っぱらった勢いで、
「女子医大(新宿本院)の、心臓外科に就職する!」
と、宣言していました。

 次の日、慌てて連絡先を調べ、連絡。
「まだ間にあう」とのことで、「面接案内」なる葉書を郵送してもらいました。(日時だけ確認し、葉書はほっぽっていました。)

 面接当日、時間を再確認するために「葉書」を見たら、そこには「東京女子医大 附属第二病院 心臓血管外科」と書いてありました。
 しかも、住所は「荒川区」でした。

そうです、私は、就職先の病院を、間違えてしまったのでした。

 新宿だとばかり思っていましたので、荒川まで約束の時間に行けず、電話して謝りました。

「行くの、やめようかなあ」と思いましたが、「遅れても、大丈夫。待っている。」とのことでしたので、とりあえず、行くだけ行くことにしました。

 怒られずに、非常に歓待してくれて、土曜日の午後でしたが、焼き肉とビールをご馳走になりました。

「優しい人達だし、昼間から、お酒も飲めて、こりゃあ、良いわい!」と思い、就職することになりました。

 入局すると、新入医局員は、班に分けられました。
私が入った班は、「鳥井班」(班長は鳥井先生)でした。

非常に厳しい班で、一番最初に言われました。
「鳥井班には、『掟』がある。衣替えは5月5日と、10月10日だ!」

理不尽とも思いましたが、以降、どんなに暑くても5月5日までは、半袖を着れず、どんなに寒くても10月10日までは、長袖を着れませんでした。

私は、今でも毎年、その掟を守っており、先日の10月10日に衣替えをしました。(最初、すごい、暑かったです。)

鳥井先生は、お元気でしょうか?
調べてみたら、現在、北里大学病院・心臓外科で教授をやられているようです。
北里大学でも、例の掟はあるのでしょうか?

ようやく涼しくなり、布団が恋しい季節となりました。
ついつい二度寝をしてしまい、朝寝坊してしまいがちですので、注意が必要です。

でないと、言われます。
「起(お)きて~!」